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毎年恒例の平標山でバックカントリーをしてきました。
谷川連峰の西端にある平標山、登山口からの標高差は1000m程度。
厳冬期&スノーシューではトレースが無いと厳しい行程ですが、この日は週末から雪が降っておらず、トレースがありそうということで行くことに。
ルート:平標登山口→ヤカイ沢→平標山→平元新道→平標登山口
まずは林道をヤカイ沢に向けて。
この雪の溜まり具合、やっぱり雪が少ない……
ここは滑れればどれだけ少なくてもいいんです、問題は山の中。
ちなみに駐車場は除雪されてました。路肩に停めずに済むのでありがたい!
(08:42)
ヤカイ沢へ。
埋まってても良いはずの沢も出ていて、こんな感じだったっけ?と思いつつ……
(09:05)
標高1300mあたりからは平標山が目の前に!
毎年見てる風景ですが、いつ見ても魅力的な。
(09:13)
いやー…これ、帰りどこ滑るんだ??
登りつつ滑りやすそうなラインを探しつつ。
(09:25)
標高1500mまで来ると、山の上は霧氷が綺麗!
今日は暖かいのでどこまで持ってくれることやら。
で、ここからちょっと急斜面のブナの森になるんですが、今シーズンは灌木が隠れ切らず。
(09:43)
滑りにくいとは言っても登りは問題なく、サクサク標高を上げていき。
尾根に近づいてもこんな感じ、修行の滑りになりそうな予感。。
(10:02)
尾根に出て、森林限界の世界へ。
南風が入ってもやがちょっと掛かった景色でしたが、浅間山がかっこよく!
霧氷はかなり落ちてしまいましたがそこそこ見栄えがするくらい、ぎりぎりセーフ。
(10:20)
主稜線に合流して、最後のひと登り。
森林限界上は笹が出ていることなく、もともとそんなに雪が付かないせいか変わらない光景でした。
(10:30)
登頂!
トレースはばっちりあり、雪も締まっていて歩きやすかったので休憩無し2時間で着きました。
ちなみにこの日は4組しか登っておらず、しかもこの時間で先頭の到着となりました。
(10:50)
休憩しつつ周りの山々を眺めて。
尾瀬、西側の標高高い山は見えるのですが、先日行った大行山は仙ノ倉山の裏、更に谷川岳の裏にありそうで見えませんでした。
谷川岳もほとんど人が居ないように見えて、谷川岳に行ってみても良かった…?
(11:00)
まずは仙ノ倉山方面へ、シュカブラでバリバリな斜面を滑り。
標高50mだけ落として1980mのピークまで登り返し。
(11:24)
平標山と苗場山。
いつ見ても目を引く山容です。
(11:43)
1980mピークからまずは1本目!
標高1800mくらいまで滑りましたが、ガリガリな斜面が多く、トラバースも多くてイマイチ……
これなら平標山から滑ったほうが雪質も良さそうに見えました。
(11:56)
平標山に登り返して、お次はメインの平標山の家の手前まで。
(12:47)
気温が高くなってしまい、重めな雪質の滑りでした。
でも稜線滑走は最高の開放感、今回も最高でした。
自分のシュプールは谷底の細かいターンのではなく、大きなやつ。。
(12:51)
帰りは気になっていた平元新道の尾根を下ることに。
勾配はヤカイ沢より急ですが、木の間隔が広くて滑れそうだなと思っていて、調べたら下ってる人もいるので。
結果的に藪は出ていてラインは限られましたが、ヤカイ沢よりマシだったかも?
とはいえ滑りを楽しむというよりは標高を落としていく、って気分でした……
尾根は北側に傾いているので、ちゃんと雪が積もったらヤカイ沢のほうが滑るのは楽しそうでした。
(12:59)
下部は植樹したのかカラマツ林、雪が重くてターンがしんどいですが、斜度は緩まり降りるには問題なく。
藪もなく、小雪ならヤカイ沢を降りるより断然スムーズではないでしょうか。
(13:03)
あっという間に林道に出て、無雪期はここから長い林道歩き(3km)ですが、板の滑りはイマイチでもストックで漕ぎまくる訳でもなくすんなり下山。
スキーの機動力!
(13:11)
登りは楽々、滑りはイマイチでしたが景色に恵まれた平標山でした。
冬山登山だったら満点と思えば良かったのか?
もう一降りしてくれることを願いつつ、今シーズンもう一回くらい楽しませてもらいたいです。
…前回BCの大行山と比べると景色はいいし滑りも楽しく、平標山はやっぱり優秀です。。
今年に限っては尾瀬エリアの方が雪の降りは良いのかもしれませんが。
それではまたー!
山行時間…5:11
山行距離…14.50km
消費カロリー…1613kcal
獲得標高…1321m
積雪深…湯沢43cm