たおやかなハイマツ稜線を歩く中央アルプス2日目

 

8/28

 

中央アルプス2日目は木曽駒から北へ縦走してきました。

 

木曽駒ケ岳周辺でアルプスの森林限界を満喫した翌日はアルプスの縦走。

まだまだアルプスの稜線を満喫です。

 

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ルート:駒ケ岳頂上山荘→木曽駒ケ岳→将棊頭山→茶臼山→桂小場→桂小場冬季ゲート(CT6:40)

 

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駒ケ岳頂上山荘のテント場からおはようございます。

日の出前に起きたのですが起きた頃はまだ稜線は雲の中、まさか日の出が見えるとは思わずテント内で朝食を作っていたら日が差してきてびっくり。

で、頭だけ出して朝日を拝めて寒いのでまたシュラフにこもって朝ごはん(笑)

(05:18)

 

 

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お世話になりました。

前回の南アルプスと違って6時発をする人はとても少なく、皆さんゆっくりでした。

南アルプスの時は4時台にどんどん人が出発してってたのに…

(06:10)

 

 

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まずは木曽駒ケ岳の頂上へひと登り。

標高2956mの中央アルプス主峰はお手軽そのもので、コスパ最高の山でした。

(06:43)

 

 

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南側 左:宝剣岳 右:三ノ沢岳

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北西側 左:木曽前岳 右:麦草岳 奥:御嶽山

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東側 中央奥:塩見岳 右奥:荒川三山、赤石岳

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北側 右:将棊頭山 左:茶臼山

山頂からはいろんなエリアの山々を一望。

中でも印象的だったのは御嶽山雄大さでした。

普段歩くエリアからは見えること自体がレアで見えても小さく、なことが多いんですが、なんと大きな山!

(06:53)

 

 

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いざ北側へ縦走をスタート。

テント場からは木曽駒ケ岳を巻いて稜線に行く道があったんですね、泊まってるときは気付きませんでした。

この日は風が強めで、宝剣岳や中岳の山頂だけ雲が被ったり晴れたりを繰り返してました。

(07:03)

 

 

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この日のルートは木曽駒ケ岳がもちろん最高地点なので、後は下り基調です。

しかもこのなだらかな稜線!すいすい進めます(笑)

(07:11)

 

 

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濃ヶ池

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伊那前岳

稜線の東側には濃ヶ池というカール内に出来た窪みに水が溜まってできたような池が。

登山道がすぐ脇を通っているようで、見ていたら歩いて行きたくなりましたが、稜線からは往復で40分ということでまたの機会に…

振り返ると伊那前岳の壁面が迫力!

稜線はおだやかでまさに稜線漫歩な感じだったんですけどね。

(07:35)

 

 

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登山道は花崗岩の山ということで砂主体。

おかげで湿ったところが少なく、靴とズボンが汚れなくて済みます(笑)

(07:41)

 

 

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稜線を一旦下りきり、将棊頭山の登りへ。

とは言っても標高差は大したことなく、傾斜も全然でした。

道はハイマツの海を歩いていくような、でも歩きにくくはなかったです。

(08:54)

 

 

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振り返ると迫力ある木曽駒ケ岳周辺の山々。

南向きに歩くと登りにはなりますが、こんな景色を眺めつつ歩くのも楽しそう。

(08:03)

 

 

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西駒山荘と将棊ノ頭

将棊頭山に到着、標高2730mに到着!

山頂直下には西駒山荘があり、ロケーションは抜群です。

カレーが売りなんだとか?

 

ていうかこの看板、まさかカバーを外す方式とは…。(山頂で休憩してた方に教えてもらいました)

(08:22)

 

 

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木曽駒ケ岳方面

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北アルプス方面 左:笠ヶ岳 右:穂高連峰

将棊頭山からは今まで歩いてきた稜線を一望。

 

北アルプスを眺めると、普段見ることのない笠ヶ岳が見えました。

群馬や東信の山々からは穂高連峰の裏に隠れて普段見ることのない山なのです。

(08:37)

 

 

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タカネツメクサ

茶臼山へ向かいます。

稜線に目立つ岩峰は茶臼山手前の行者岩ですが、茶臼山より少し標高が高いようです。

 

将棊頭山から茶臼山へは稜線を歩くのは冬道で、夏道は西駒山荘まで下って樹林帯をトラバースするようです。

踏み跡もあったので知らずに歩いてましたが、やたら道が薄くなったなと思ったら。

(08:57)

 

 

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分水嶺って何のだ…?

と歩いてるときは思っていたのですが、帰って調べたらここから中央分水嶺だそうで。

奈良井川信濃川水系で、ここだけその谷が食い込んでました。

(09:11)

 

 

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行者岩分岐にてザックをデポしてサブザックを背負って茶臼山へ。

ここにきて初めての樹林帯、中央アルプスに樹林帯ってあったんだ(大げさ)

(09:20)

 

 

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めちゃくちゃ急登をこなして行者岩へ、とりあえずピークハントで通過して茶臼山へ。

行者岩分岐か道の規格が落ちたとは感じていましたが、行者岩~茶臼山間のハイマツはぎりぎり道でした(笑)

(09:33)

 

 

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茶臼山、標高2652m。

歩いているときは樹林帯にピークがあるのかと思ったら、北側は開けてました。

が、どうせならより展望のいい行者岩で休憩、ということでさっさと戻ります。

(09:38)

 

 

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下山する小黒川の谷と伊那谷

行者岩からは今回の山行最後の展望を眺めて。

これから下山…とは言っても登山口があるであろう谷を眺めるととんでもない標高差。

登りはロープウェイで楽ちんでしたが、下りは気合を入れねば。

(09:59)

 

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ヤマハハコ?

行者岩から下って、とうとう樹林帯に入ります。

直前で再度木曽駒ケ岳を眺めて、大変お世話になりました。

(10:11)

 

 

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下山はさくさくと。

最初こそしっかり下りますが、大樽避難小屋から先はとても歩きやすく下りやすい道でした。

行者岩分岐から桂小場までの標高差は1300mでコースタイム2:40と短め?と思ったらこの道あってのコースタイムで。

(11:06)

 

 

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水場は下の方に2か所、どちらも湧いていましたが、上の方の野田場というところは細そうな…?

ぶどうの泉まで来てしまえば登山口はすぐそこ。

今回はこの後自転車で走らねばならないのでちょうどいい補給スポットです。

(12:02)

 

 

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稜線から2時間ちょっとで桂小場登山口に到着。

ここから通行止めの冬季ゲートまでは県道歩き。

途中川沿いで道路が崩落してて、これは通行止めも止む無し。

(12:32)

 

 

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ただいま!

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伊那西部広域農道

で、自転車をデポしたゲートまで徒歩20分。

自転車だったら5分もかからず着くところですが、こればかりは仕方ありません。

 

伊那谷に下って、広域農道でアップダウンをこなしつつ駒ケ根ICのコインパーキングに戻りました。

この日は向かい風だったのに加えて駒ケ根への登り標高差50mがとてもしんどく…

自転車で登るにはザックが重すぎなんです(笑)

(12:59)

 

 

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こぶしの湯で温泉に浸かって、明治亭というお店で駒ケ根と言ったらソースカツ丼!(こまくさの湯は臨時休業中)

登山口のある街のご当地グルメがこういうがっつり系なのは最高です。

(15:06)

 

初めての中央アルプス、天気に恵まれて最高の山行でした。(最近恵まれまくりです)

ロープウェイで手軽に森林限界にアクセスできますし、木曽駒ケ岳からちょっと離れると途端に人が少なくなるのも良かったです。

将棊頭山の稜線は今まで歩いてきたアルプスの中でもかなり穏やかで快適な歩きができる部類で、癖になりそうです。

それではまたー!

 

山歩き

山行時間…6:05

歩行距離…14.38km

消費カロリー…1692kcal

獲得標高…↑472m ↓2242m

 

自転車

走行時間…0:58

走行距離…23.15km

消費カロリー…538kcal

獲得標高…142m