九州初登山は鹿児島の火山、韓国岳へ

 

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鹿児島にある活火山、霧島山最高峰の韓国岳に行ってきました。

 

九州は火山が多いので百名山が結構あるのですが、百名山踏破に興味がない身としては九州へ山歩きに行くことは無いだろうなーと思っていました。

が、鹿児島旅行をすることになり、前日入りすれば山歩きできる!

ということでまさかの九州で山歩きとなりました。

 

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ルート:大浪池登山口→大浪池→韓国岳→えびの高原(CT3:55)

 

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左:聖岳 中央左:赤石岳 中央右:荒川三山 右:塩見岳

鹿児島へは羽田からソラシドエアにて。

富士山を至近距離でパスして、去年歩いた南アルプスを横目に九州へ。

南アルプス塩見岳のとんがりが目立つことを学んで地理が分かりやすく。

(08:01)

 

 

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巨大な南アルプスと奥は寒気の雲を被った中央アルプス

こう見ると南アルプスの縦にも横にも巨大さがよく分かります。

北アルプスもこのアングルで眺めてみたいですが、そういう便に乗ることは無さそうで……

松本空港富山空港を使うことって?

(08:04)

 

 

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和歌山県白浜あたりで海に出て、宮崎県を横切り鹿児島へ。

空港着陸前にはこれから登る霧島連山

いかにも火山な見た目、手前の高千穂峰が良い山容です。

(09:14)

 

 

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鹿児島空港からはバスで登山口へ向かいます。

鹿児島空港のバス案内所窓口で「のったりおりたいマイプラン」という1日乗車券を購入して、霧島温泉で乗り継ぎ。

霧島温泉のあたりは噴気が道路脇から出まくりで、温泉地らしさはかなりのもの。

(10:41)

 

 

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大浪池登山口、標高1060mに到着。

歩き始めが11時というのは普段では相当遅いですが、CT4時間弱なので大丈夫でしょう。

いざ、九州初の山歩き!

(10:56)

 

 

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大浪池までは遊歩道のような道でした。

南の地方らしく常緑広葉樹の森が広がり、冬から春にタイムスリップしたような気分になります。

(11:08)

 

 

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大浪池に到着。

九州とは言え標高1241mの池は流石に全面凍結!

と、この時は思ったのですが。

 

ちょうど同じタイミングでここに着いた地元の方に、湖畔まで降りれると聞いて行ってみることに。

地図には道が書いておらず、話を聞けてラッキー。

(11:31)

 

 

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標高差50mを下ると湖畔へ。

上からは気付きませんでしたが、御神渡りになってました!

ここでも話を聞くと、どうやらここ最近の寒さで久々の全面結氷だったようで。

なんてタイミングのいいことでしょ。

(11:41)

 

 

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湖面近くの岩の下に面白いつららがあると聞いて覗いてみると、コウモリ!

こんな形でもちゃんと湖面からは浮いてるんです。

(11:53)

 

 

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再び大浪池の外輪山稜線に戻って、池を半周して奥にある韓国岳を目指します。

氷を歩ければかなりショートカットできそうですが、それって神様……

人間は地に足着いて(笑)

(12:10)

 

 

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外輪山は標高1300~1400m程度ですが、割と開けて韓国岳を眺めながら歩けます。

アップダウンも激しくなく、快適な稜線歩きでした。

(12:28)

 

外輪山から韓国岳への鞍部、韓国岳避難小屋へが今回一番の凍結ポイントでした。

北斜面の樹林帯なのでなかなか溶けないんでしょう、ここはチェーンスパイクがあるといいです。

……チェーンスパイクを持っていくとなると飛行機の機内持ち込みが出来ず、預けることになるのがちょっと面倒なんですよねえ。

 

 

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韓国岳避難小屋から山頂へはこれでもかという階段地獄でした。

地形図を見てもここはきつそうだなと思っていたのですが、まさかこれほど階段が続くとは。

体力が持てばものすごいペースの上昇率になるんでしょうが、僕は息切れしまくりでした。。

(13:19)

 

 

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標高1600m程度で森林限界、さっきまで居た大浪池を見下ろし。

霧島山は地図を見ると、どの火山湖も綺麗な丸い形のようです。

(13:26)

 

 

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霧島山の最高峰、韓国岳に到着!標高は1700mぴったり。

韓国の人が来たらびっくりするんですかね?

(13:31)

 

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手前:新燃岳 奥:高千穂峰

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バスの乗り継ぎ時に買ったお稲荷さんを食べて。

新燃岳の火口のでかさにびっくり、噴煙も何か所からか出ていて、あそこはきっと地獄のようなんでしょう。

(13:39)

 

 

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でかさと言えば、韓国岳のお鉢もものすごい大きさと深さで。

韓国岳の山名板の奥には火口の底まで標高差280mの崖になってました。

とても写真1枚では収まらず、久々のパノラマ合成。

(13:53)

 

 

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えびの高原からのバスは16:00発、山頂でぶらぶらして時間調整をし下山へ。

おかげで最後の一人となってしまい。

えびの高原への登山道は登りに使った道とは違い穏やかな勾配でした。

(14:23)

 

 

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えびの高原へは山頂から2km、およそ200mで1合となっているようです。

下山ではあっという間に次の合になって気分はいいです(笑)

(14:24)

 

 

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5合目あたりからは派手に噴気を出している硫黄岳が近くに。

こちら側の森林限界は1400mほど、長い時間展望を楽しめました。

(14:46)

 

 

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樹林帯に入ってからは硫黄岳の噴火の影響で付け替わったルートを歩いて下山。

数年前まではこのルートは封鎖されていたようで、こうやって縦走できるようになったのはありがたい。

(15:38)

 

 

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えびの高原は宮崎県、少しでも宮崎県気分を味わおうと、デイリーヤマザキで宮崎らしいジュースを買ってバスを待ちます。

……足湯があったので温度を確認せずに入ってみたらめちゃくちゃ温く、この写真だけ撮ってさっさと出ました(笑)

(15:54)

 

 

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この日は鹿児島空港近くのホテル泊なので、同じバスルートで戻ります。

霧島温泉では蒸気蒸しがあったので茹で卵(蒸し卵?)をいただき。

温泉まんじゅうは残念ながら売切れでした。。

(16:40)

 

理想は霧島温泉で日帰り入浴でも…と思っていたのですが、終バスが登山口からの乗り継ぎバスとなっていてゆっくりする時間が無く。

検討していたときもレンタカーの方が自由度があっていいなぁと思っていたのですが、1日乗車券1100円が安すぎました(笑)

 

九州初の山歩き、そして初めての飛行機山歩きとなりましたが、無事楽しめました。

時間の縛りがあるのが遠地での登山の難点ですが、霧島山は空港から近いので登山しやすく。

霧島山といえば春のミヤマキリシマがベストシーズンなんでしょうが、この時期はこの時期で火山らしい荒々しい雰囲気で良いと思います。

それではまたー!

 

山行時間…3:19

歩行距離…7.48km

消費カロリー…1181kcal

獲得標高…↑780m ↓644m