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冬の山歩きは今まで基本的に日帰り、一度だけ赤岳鉱泉に泊まったことがあるのみで。
一度は冬の稜線に泊まってみたい!
ということで、お手軽稜線泊ができる谷川岳肩の小屋に行ってきました。
ちなみにこの時期の谷川岳自体も初めてです。
ロープウェイで天神平に上がります。
往復2000円+荷物代500円(どちらも大まか)で、往復の高速代より高かったです(ケチ)
でも、高速で短縮できる時間より、歩き→ロープウェイで短縮できる時間の方が長そう?
(09:18)
天神平から奥に谷川岳を眺めつつスタート。
防寒具やらシュラフ×2やらで荷物が増えて、まさかの70Lザックを満載で重い重い。。
(09:42)
冬の天神尾根は夏道がトラバースしてる区間も稜線歩き。
おかげですぐさま展望が開けますヽ(´ω)ノ
谷川岳が目の前に見えるのはいいんですが、荷物が多くて目線が下を向いてしまいます…。
(10:07)
ピークを巻いてるところはそこそこな斜面のトラバースになるので要注意です。
とは言ってもラッセル時でもなければ気を付ければ特に問題なく。
(10:28)
谷川岳とマチガ沢の岩壁。
岩壁はところどころ盛り上がって雪崩の巣?のようでした。
(10:28)
雪に埋もれた熊穴沢避難小屋、積雪は3m以上って感じでしょうか?
入口は掘られてましたが、結構急な坂なので寝起きで出てくるのは大変そうです(笑)
(10:34)
避難小屋を越えると木々が無くなり、ようやくしっかり登り始めます。
写真は天狗の留まり場から。
これはスキーしたくなっちゃいますね!
(11:03)
標高1700mくらいからは雪が降りはじめ。
1800mを越えると結構な降りになってしまいました。
でかいザックを背負って登ってるのでこんな景色でも暑い暑いと思いながら登ってるんですが…。
(11:36)
登りで暑く、でも雪は降っててどうしても視線が下へ下へ、気づいたら宿泊地の肩の小屋が真横に(笑)
いけませんねー、折角来たからにはこんな天気でも周りを見ないと!
(11:46)
こんな天気で、山頂に行ってもどうしようもないので冬季開放中の肩の小屋へ。
写真は撮り忘れちゃいましたが、中は綺麗で、10人はギリギリ泊まれるくらいでしょうか?
(11:48)
寝床を作って、天気をときどきチェックしつつ寝袋に籠って…
いつの間にか寝てしまい、起きたら14時前に(笑)
目覚めて外に出たらこの景色!
雲が上がって視界が効くようになってました。
サブバッグに必要なものを詰めて、早速山頂へ向かいます。
(13:40)
山頂(トマの耳)までは徒歩10分。
なんという立地の良さ!
(13:40)
というわけでトマの耳、標高は1963mです。
奥のオキの耳が谷川岳の主峰ですが…。
(13:44)
この時点で谷川岳に自分以外の人がいないことが分かり。
谷川岳、1人占め!
オキの耳は雪庇が発達してて、西側が見えないのでトマの耳の方が景色がいいです。
この雪庇、おそろしや…
間違っても山頂看板の奥に足を踏み入れてはいけません。。
(13:46)
谷川岳は僕の山となりましたが、お隣一ノ倉岳には3人いました。
この後こっちに来るのかと思いきや結局朝まで来ず、どうやら縦走していたようです。
(13:50)
オキの耳のちょっと奥、奥の院まで歩いてきました。
ここまで来ると谷川連峰の北側の山々が見えてきます。
一ノ倉岳の岩壁があまりの険しさに雪が付かず、荒々しくかっこよく。
(14:13)
小屋に戻って、暇なので1人飲み会の始まり!
まだ天気が良かったので、小屋の中でウィンナーを茹でて外で一杯。
そりゃ美味しいに決まってますって!
(15:19)
1人で食べるには多いウィンナーをぽりぽりしてると徐々に北風が強くなり、南側は青空が。
北風が吹くと谷川連峰は徐々に雲に包まれてきますが、包まれるまでの数十分だけは明るい景色が広がってくれました。
(15:24)
しばらく外で景色を眺めてましたが、風が強くなり、山が雲に包まれ、雪が降ってきたので小屋に戻り。
小屋は自分の作業の音と小屋を叩く風の音だけに。
夕食は大宮駅で売ってた秋刀魚カレー!
厚岸産だそうで。
さすがの秋刀魚味もカレー味には勝てず、普通のフィッシュカレーでした(笑)
奥のランプ、余ったガス缶が有効活用できると思って買ったものですが、雰囲気は抜群!
LEDランタンの方が明るいですが、温かみのある光源はしんみりしていいです。
(17:56)
ご飯食べて、歯磨きして、19時過ぎには就寝。
いくらでものんびりできる、山時間を堪能して。
シュラフ×2+足元にホッカイロ
が意外にも暖かすぎて2時半まで一度も起きずにぐっすりしてました。
起きて防寒着を着て外に出ると満天の星空!
久々に天の川までばっちり見れました。
それと水上、沼田と遠く関東平野の夜景も。
印象的だったのが、周りが雪なので暗いんですけど真っ黒じゃないんですよね。
月は出ていなかったのですが、ヘッドライトを付けずに外を歩ける明るさでした。
まだ風があって寒かったですが、翌日の景色を期待せずにはいられない、そんな夜でした。
それでは次に!