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冬も間近な裏那須を縦走してきました。
裏那須、前回は2年前、大峠からピストンだったのですが、流石山から先は雲に包まれてしまいまったく山の雰囲気が分からず。
流石山あたりでの笹原広がる景色はなかなか印象的で、今回はリベンジです。
ルート:音金登山口→三倉山→大倉山→流石山→大峠→林道大峠線終点(CT6:55+α)
日帰り圏内かと言えばぎりぎり圏内ですが、さすがに遠いです…。
林道大峠線の最終地点にある駐車場に自転車をデポ。
林道からは三倉山が眺められます。
紅葉はすっかり終わってしまいましたが、いい天気!これは景色が期待できそう。
(08:10)
上ノ坪集落にある音金登山口からスタート。
駐車場は無く、路肩に2台、登山道脇に3台くらいしか停められませんでした。
標識の裏に車を停めるのは心苦しかったのですが、ここしかスペースが無かったので…。
ここの登山口は振り返ると周りは田んぼ、標高1800mの山にしては珍しい登山口です。
(08:46)
まずは神社脇から伸びる林道を歩き。
すぐに電気柵があるのでどう通過しようか迷いましたが、結局匍匐前進(笑)
触っても最初にびりっと痛いだけで済むようですが、触らずに通過できました。
この通過方法は果たして合っていたのか…?
林道はすぐにダートになりますが、道路にしては斜度がかなりきつく、歩いていても標高が稼げる感があってだるくはありません。
(09:00)
林道の終点で登山道へ。
写真はボケちゃいましたが、枯れた沢を歩く道?でした。
ピンクリボンがたまにあるので不安はありませんでしたが、枯葉が積もって踏み跡はあったりなかったり。
(09:10)
地形図だと標高1100mくらいでトラバースし始めそうなので気を付けようと思っていたら、1000mくらいから道がくっきりし始めて、問題なくトラバース道へ。
ローカルな登山道なのでトラバース道は崩れてないかなと思ったらしっかりした道でした。
(09:29)
トラバースはすぐに終わり、旧登山道のある尾根に合流。
旧登山道は集落まで尾根伝い、尾根もそんなに急ではなさそうですが、なんで付け替わったんでしょう?
(09:34)
標高を上げていくと広葉樹林から針葉樹林へ。
林道大峠線からの歩きではこういった林の中は歩かないので新鮮。
(10:06)
最初のピーク、唐沢山に近づくと徐々に視界が開ける場所が増えて。
広々とした盆地のような谷にぽつぽつと火山らしい山があるのがこのあたりらしい感じ。
下界は紅葉のピークのようで、一面真っ赤でした。
(10:28)
笹原の広場かと思ったら唐沢山の山頂に到着、標高1691m。
奥には今回の最高峰、三倉山がなかなか遠くに見えます。
(10:45)
唐沢山を過ぎると登山道の様子が一変、刈払いがされておらず、笹漕ぎながらの歩きに。
とは言っても道はあるので笹を踏みつけて…という感じではありませんでした。
これが標高が低いうちは良かったのですが…。。
(11:08)
標高を上げて高木が無くなると笹に朝露が。
おかげでズボンがびちゃびちゃに…
三倉山はすぐそこに見えているので山頂で乾かせばいいや…と思っていたのですが。
(11:16)
ぱっと見では道があるのかないのか(笑)
こうなるともう笹薮の中でレインウェアを着る気にならず…
(11:20)
三倉山1888mに到着!
山頂には立派な山名標がありました。
これから歩く稜線は笹原に覆われて展望良好、歩くのが楽しみ楽しみ。
(12:08)
山頂で休憩がてらズボンを乾かし、いざ笹原稜線歩きのスタート。
三倉山の南峰?からは栃木福島県境の稜線を眺めて。
こちらも明るい雰囲気ですが、登山道はありません。
(12:09)
三倉山は歩いているときはよく分かりませんが、離れて見ると崖が目立つ山でした。
登山道が刈払いされていないと下を向いてしまって周りを見る時間が減ってしまうのが残念で。。
(12:21)
お次の山、大倉山へ。
なんとここから刈払いが復活!
流石山までこんな道が続くと思っていたので嬉しい誤算。
(12:26)
大倉山から眺める魅力的な稜線。
奥には那須連峰もそびえて、縦走感のある景色でした。
(12:34)
大倉山と流石山の間は笹原と草原のミックス。
草原があるところは雪が残るところなのか…?と思って冬の登山記録を見てみましたが、積雪量は那須と変わらずそれほど多くは無さそうでした。
(12:48)
池塘もひとつ。
奥、右側は深山ダム、左は沼ツ原調整池。二つの池で揚水発電をしているようです。
(12:50)
流石山への登りの前に歩いてきた稜線を振り返り。
登山口から三倉山まではかなりの標高差がありますが、稜線はとても穏やかで歩きやすく。
森林限界でこれだけ気持ちよくすいすい歩ける山はそうそうないのでは。
(13:12)
最後のピーク、流石山に到着。
ここも緩やかな登りをすいすい歩くと着いちゃいます。
(13:16)
那須連峰の山々を眺めながら最後の稜線歩き。
こちらは穏やかな山容ですが、すぐ隣のあちらは火山らしい荒々しさのある景色なのがなんだか不思議です。
この時期の山は夕方の雰囲気になるのが早くて。
木々の葉っぱも落ちてなんだかしんみりと寂しい気分になります。
(13:40)
大峠へ急坂を下り。
1800mまで登るのはこちら側も大変ですが、森林限界な景色の分だけ気分は楽そうです。
こちらの方が登山口の標高も高いですし。
(13:59)
大峠からはしばらく登山道を歩くと会津中街道の跡なのか林道の跡なのか幅広の道に。
林道大峠線、橋の老朽化によりもともとの駐車場から500mほど手前まで通行止めになっています。
詳しくは下郷町のHPをどうぞ。
(14:09)
駐車場が500m下に移ったおかげで?ダート区間はほとんどなく。
下るにつれてモミジがメインの紅葉が綺麗でした。
(14:51)
自転車を使って周回する山歩きのいいところって、手軽に周回できる他に山以外の風景を見て空気を感じられることもあると思います。
山歩きに車で行くとどうしてもスポット的に場所を訪れることになるので、そこを線にしてあげられるというか。
(15:06)
2年前は雲の中だった裏那須、大展望の中を歩くことが出来ました。
三倉山までの登りはハードですが、ご褒美はとてもいいもので。
今度は夏前の生き生きとした裏那須の景色も見てみたくなりました。
それではまたー!
山行時間…5:48
歩行距離…12.54km
消費カロリー…1757kcal
獲得標高…↑1417m ↓895m
走行時間…0:29
走行距離…11.86km
消費カロリー…274kcal
獲得標高…↑88m ↓605m