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平標山の家でテント泊をした翌日は上越国境を縦走しました。
ルート:平標山の家→平標山→仙ノ倉山→万太郎山→吾策新道→土樽(CT:9:10)
朝起きるとちょうど朝焼けの時間でした。
が、太陽は雲の奥、空は焼けてくれませんでした。
この日の予報は午前晴れ午後曇りから雨、さっさとご飯を食べて出発せねば!
(04:50)
というわけでご飯を食べて撤収完了!
人は少ないですし水も豊富、山頂までちょっと距離があるのが難点ですがいいテント場でした。
お世話になりました。
(06:14)
いざ平標山まで標高差300mちょっとを登っていきます。
昨日空荷で歩いた道はテントを背負うと大変大変。
それでも朝一の人が少ない山は最高です!
(06:52)
平標山は雲が取れていたのですが仙ノ倉山はまだ雲の中。
山頂でしっかり休憩して時間稼ぎしてから向かうことにします。
(07:30)
振り返ると平標山は綺麗に見えてるんですけどね…。
ニッコウキスゲは旬は過ぎてましたが綺麗な花もまだ多かったです。
(07:43)
仙ノ倉山の手前から眺める平標山。
映える登山道です。
今回も平標山から仙ノ倉山は近そうに見えてきちんとコースタイム分時間が掛かりました。
(07:56)
標高差の大きくかっこいい稜線は歩きたい欲が燃えに燃えます(笑)
(08:18)
まずは標高250m下げてからエビス大黒ノ頭へ100mの登り返し。
なんてかっこいい稜線なこと!
(08:32)
南側は切り立った崖の隣を歩くのかと思いきや、めちゃくちゃ崖な感じではありませんでした。
それでも深い谷は見応え抜群です。
エビス大黒ノ頭までは数か所ストックが邪魔になるくらいの岩場があり。
(08:39)
標高1888m、エビス大黒ノ頭に到着。
仙ノ倉山は逆光で写真写りが…。
(09:05)
休憩中、涼むために帽子を草むらにぽいっと置いておいたのですが、いざ出発と帽子を手に取ってびっくり、クワガタ?
気付かずに被らなくてよかったです、ほんと。。
こんな笹原だらけのところでクワガタが生きていけるもんなんでしょうか??
(09:19)
南側の谷には残雪!
谷川連峰の標高ではこの時期暑く、あそこにきっと漂う冷気が羨ましい…。
(09:30)
左上のピークが万太郎山ですが、稜線はもったいないほど標高を下げちゃいます。
登山道は先ほどまでと変わって土と笹の根の道に。
これがふかふかで歩きやすくてよかったです。
(09:31)
稜線はシモツケやハクサンフウロ、シシウドといった夏の花がたくさん咲いてました。
場所によってはかなりの密度で咲いていてなかなか華やか。
(09:42)
稜線は1600mまで標高を下げて、まだ下ります。
途中へこんだ場所はなかなかマッシブな岩の稜線で。
(09:45)
谷川連峰主脈の最低鞍部、毛渡乗越1568m。
ここから万太郎山まで400mの登りです。
山頂は見えているものの気が遠くなる標高差…。
そしてなにより暑さ!
標高1600m程度と低いのに森林限界を超えてずっと日向なので体が火照ったまま。。
(10:04)
標高1800mくらいまで登るとちょっと風が出てきてマシな気温に。
ただ、雲も出てきて展望が…。
暑くても展望が良いのがいいのか悪いのか。。
(10:44)
振り返ると仙ノ倉山がちらっと。
結局これが最後の仙ノ倉山でした。
(10:49)
東俣ノ頭との尾根と合流すると、谷川岳が奥に見えるように。
手前の谷は阿弥陀沢だそうですが、上流部が森林限界超えだと雄大な景色に見える不思議。
(10:52)
エビス大黒ノ頭から土主体の稜線を歩いてきましたが、万太郎山手前になって岩が混じるように。
岩場が険しいわけではありませんが、灌木に覆われつつも細い稜線でなかなかかっこよく。
奥の山は登山道がない東俣ノ頭。
ヤセてそうな尾根は歩き甲斐がありそうですが、ピークの奥は深い谷。
(11:11)
東俣ノ頭から予想以上に時間が掛かりつつ万太郎山に登頂!
本日メインのピークは残念ながら雲に包まれてしまいましたが、ようやく立てたこのピークに満足!
とにかく暑くて大変だったのでしばし休憩とします。
(11:12)
万太郎山からは土樽へ、吾策新道を下ります。
分岐点の看板は倒れてしまってましたが、ばっちり分かります(笑)
(11:41)
吾策新道、地形図ではなかなか込み入った等高線でどんなものやらと思っていましたが、かなりの急坂!
下りだったからいいものの、これを登りで使うのはかなりハードでしょう。
この斜度のきつさは常念岳から三俣へ下る道を思い出しました。
(12:02)
井戸小屋沢ノ頭までの急坂をこなすと、下り基調ながらアップダウンの尾根。
このあたりがとにかく暑くて…。
新潟の山らしく尾根に木が生えてなく日向なんですよね。
(12:26)
吾策新道の入り口は標高769m、標高3桁では激暑なわけです。。
樹林帯は茂倉新道のようなブナ林ではなく針葉樹でした。
ただあまり滑りやすい地質ではなく、斜度もそこそこで下りやすかったです。
(13:43)
吾策新道の登山口への道路は舗装されてましたが、草がぼーぼー。
車はゲートあたりのスペースまでにしておいた方が良いかと。
(13:44)
道路沿いには万太郎沢が流れてます。
誰もいませんし、体冷え冷えになるまでしっかり浸かりました(笑)
さっぱり!
(13:51)
今回は越後湯沢からバスに乗る前に自転車を仕込んでおきました。
土樽駅まで歩く距離も2km短く、電車の時間にも左右されず、メリットはあるかと。
越後湯沢の滝沢駐車場に戻って、さらに駒子の湯までも自転車移動もできちゃいます。
行きが下り、帰りが登りなものの800mしかないので自転車移動もらくらくです。
(14:12)
帰りの関越道、万太郎山ってどこなんだろうと思ったら目の前!
やってやりました!(笑)
(16:07)
何度も歩いた谷川連峰ですが未踏だった万太郎山、ようやく訪れることができました。
谷川連峰最深部な場所に位置するだけあって、達成感も抜群でした。
今度は谷川岳から、視界が良くて涼しい秋に歩きたいところです。
それではまたー!
山行時間…6:25
歩行距離…13.27km
消費カロリー…2617kcal
獲得標高…↑ 958m ↓ 1845m