3/9
お気に入りの平標山と、冬山では初めての仙ノ倉山へ行ってきました。
仙ノ倉山まで足を伸ばすとCT7:10と、冬山としては結構な長さになるので今まで登ったことが無く。
しかも冬は体力が落ちるのでハードな登山には不安が…。
いつもの松手尾根で平標山へ向かいます。
朝早いこともあって、スタートから先頭!
尾根を上り詰めるだけなのでトレースが無くても道迷いはしませんが、2日前に降った雪が積雪30cm!
こりゃ大変だ…と思い、やっぱりすぐに現実で襲ってきます(笑)
(06:17)
50mほどラッセルしたところで半袖に(笑)
もう春の雪なのでかなり重め、ってのはありますが。
しばらく樹林帯を歩いて。
標高1400mちょっとの鉄塔からは雪庇の上を歩くようになります。
この雪庇が曲者で、吹き溜まりが段差になって、全て乗り越えないといけないんですよね。
大きいものは1m以上の段差になってて、もがいてもがいて道を作ります。。
(08:04)
ここまでCT1:10のところ2時間弱。
仕方ありませんが、結構時間掛かっちゃってます。
我慢の歩きもこの日は松手山にて終了!
何層にも積もった雪庇がまるで生クリーム。
(08:44)
鉄塔から松手山まではCT0:50なので、意外といいタイムでした。
結構大変だったような気がするんですが…。
松手山からしばらくは平坦な雪庇(とは言っても片勾配で歩きやすくはない)を散歩!
真正面にこれから向かう大きな平標山を眺めながらの歩きは最高です、
平標山で一番いいところではないでしょうか?
(08:50)
天空に向かううさぎ。
勢いよく奥に走れば本当に天空に舞うことが。。(笑)
(09:13)
ぐぐっと上がって平標山の肩へ。
あとは緩い登りをこなせば山頂です。
高山植物を大切に(だった気がする)の看板はギリギリ読めませんでした。
(10:00)
平標山と、奥が仙ノ倉山。
穏やかな山容が雪景色とほんと合うんですよね、歩いていきたくなります。
松手尾根は山頂まで先頭でしたが、山スキーヤーの方々はヤカイ沢を登ってくるのですでに登頂、滑り始めてました。
(10:12)
登頂!
ここから見る仙ノ倉山のたおやかな稜線に見惚れます。
いつまでも見ていたい…。
(10:21)
ですが、仙ノ倉山にも行きたいのでちゃっちゃと先へ進みます。
少し進んで振り返った平標山と奥は苗場山!
(11:08)
仙ノ倉山に登頂!
山頂看板の裏はカッチカチに凍ってました。
ここから見る苗場山と平標山のセットもなかなかですが…
(11:17)
白銀の谷川連峰!
仙ノ倉山まで来た人しか見れないこの景色!
かっこよすぎですヽ(´ω)ノ
(11:17)
谷川岳は大混雑のようで!
仙ノ倉山は山頂に10人もいないんですけどね。
静かなピーク大好き!ってわけです(笑)
(11:33)
先日登った巻機山。
左の黒い天狗岩が目立つのでそれを目安に。
天狗岩の真上が割引岳、その右のまあるいピークが巻機山です。
奥は越後三山の中ノ岳。
(11:35)
ほぼ同じ写真ですがもう一度!
…谷川岳からもこんな感じでしょうけど。
(11:37)
エッジの効いた谷川連峰も見応えはすんごいあるんですけど、
僕はなぜだか苗場山にものすごい目を惹かれるんですよねえ。
(12:04)
帰りも松手尾根で。
あと、多くの人は松手尾根→平標山→平標山の家で周回するので人がかなり少ないです。
(12:32)
県境越えのバックカントリーは充実感たっぷり、移動感たっぷりで楽しそうです。
(12:33)
仙ノ倉谷の滑らかな見た目がこの山にぴったり!
これは滑りたくなりますよね…。
(12:40)
平標山頂から標高を下げる前に、最後?の冬山な越後山脈の景色とお別れ。
鮮烈な絶景に髪を引っ張られまくりながら下山します。。
(12:53)
行き、自分が作ったトレースに皆さんぴったり合わせて歩いてました。
ふっふっふ、このトレース自分が作ったんだぜ!
ってすれ違った人に言いたくなります(笑)
秩序を乱してる直線的な足跡は自分の下りです。。(笑)
雪山はこんな感じですいすい下れるので楽ちんです、下りは。
(13:14)
松手尾根の売り、長く長く楽しめる、苗場山へ向かう尾根歩き。
この景色を1人占めしながらのんびり歩く、最高の時間!
(13:15)
この日はぐんぐん気温が上がって、標高の低いところはぐずぐずになった雪を滑らせながら下山!
最高の天気で、最高な景色の仙ノ倉山・平標山に行くことができました。
どっちがいいかと聞かれても迷うくらい良い山でした。
平標山から仙ノ倉山までは往復2時間と意外に時間が掛かりますが、
ぜひ早朝出発で足を伸ばしてほしい山です。
それではまたー!
山行時間…7:54
歩行距離…13.3km