3/7
小雪の平標山へ行ってきました。
今年は結局小雪のまま、一度もがっつりと降ることなく3月になってしまい。
どうにもスキー欲は湧きませんが、純白の景色を見たく毎年恒例の冬の平標山へ。
ルート:元橋登山口→松手山→平標山→ヤカイ沢ルート→元橋登山口
松手尾根で平標山に向かいます。
この雪の少なさよ…。
例年だと看板が埋まるというのにこの少なさ。
(09:10)
標高1200mほどまで、信じられない雪の少なさでした。
まるで4月中旬…。
こりゃスキー場も営業できなくなるわけです。
松手尾根、積雪期は最初の取り付きがどうしても急登になりがちですが、
雪の少なさに夏道が出てたので傾斜も緩めでちょっと楽できました(笑)
(09:24)
鉄塔を過ぎて、標高1400mくらいになると見た目は例年通りくらいな積雪に。
稜線は雪が降っても積もらず飛ばされるんでしょう、きっと?
(10:20)
1550mくらいで森林限界へ。
例年よりちょっと雪庇が物足りないですが、純白のどっしりした平標山!
これを見ずに冬は越せません。
(10:42)
しばらく緩いアップダウンの雪庇ロード。
平標山を目の前に見ながらのんびり歩くのが最高なんです…
が、この日は南風が強くて風で飛んでくる氷が痛くて(笑)
(10:43)
途中には雨氷…?
雨氷はまだ大規模なものは見たことが無く、一度は見てみたい現象です。
(11:40)
松手山周辺のゆるいアップダウンを過ぎてぐいっと標高を上げて。
苗場山と肩を並べるくらいの標高まで上がってきました。
ボーダーさんはドロップ地点を吟味中?
稜線はがりがり、ちょっと下るとすぐ重湿雪で滑り降りるのは大変そうです。
(12:01)
松手尾根の平標山肩のトレースは南西側を巻き気味で付いてることが多いですが、
個人的には尾根の真上をトレースするのをオススメします。
雪庇も発達してませんし、この景色を逃すのは勿体ないです。
(12:09)
稜線の雪面はこんな突起がびっしり。
一つ上の写真にこの突起が何個あるんだろう…
と思ったらちょっと気持ち悪く(笑)
(12:11)
1月に歩いたコマノカミノ頭は左中央のピーク。
…僕はピークまで歩けず、ピーク奥の最低鞍部まででしたが。。
平標から見ると他より一段標高が低いので目立ちませんが、あのピークから見る景色も一級品でした。
来シーズン、積雪がしっかりあるタイミングで再訪したいところ。
(12:16)
平標山へは最後ちょびっと登り返して。
仙ノ倉山へ続くたおやかな稜線がたまりません。
(12:20)
平標山の看板が!
過去最高にトゲトゲしてました(笑)
トレースがあると冬の松手尾根も普通に歩いてCTどおりの3時間、トレースがあれば。
(12:28)
登ってきた松手尾根を振り返り。
毎度思う苗場山がかっこよく!
今年は苗場山頂ヒュッテで泊まってみたいものです。
(12:55)
下山路は平元新道を標高1800mくらいで逸れて初のヤカイ沢ルートへ。
バックカントリーの人たちが登りで使う尾根で、どんなもんやらと下ります。
ここを滑れたらほんと最高でしょうねえ。。
(13:08)
ヤカイ沢ルートは谷間の尾根ルートなせいか森林限界の標高が高く。
ただ、松手尾根周辺と違ってブナ林の間隔が広めで、これは確かに滑れそう!
冬道らしく斜度もそこそこありますが、松手尾根よりは登りやすそうな感じでした。
途中からトレースを外れて適当にスノーシューで下ったのですが、スノーシュー歩きももちろん楽しいです!
けどバックカントリーの魅力は相当に。(笑)
(13:43)
ヤカイ沢ルートは標高1300mくらいで谷底、広い雪原?河原?へ。
このアングルで見る平標山は初めてでした。
なんて立派な!見応えある景色にびっくり。
(13:46)
あとは河原?雪原?を下って、途中で沢の右岸から左岸へ移って林道へ。
平元新道より林道歩きがかなり少ないのがいい感じです。
無事下山後は前売り券が余ってしまったノルン水上スキー場へ。
山歩きの格好のまま滑るのは違和感がありそうな…
と思いながら、なんだかんだ15本も滑って帰宅しました。
山歩きの後にナイターなんてするもんじゃありません、すぐへとへと(笑)
(18:24)
今シーズンも無事、冬の平標山に行くことができました!
小雪でどんな景色なことやら…と思いつつでしたが、例年と遜色ない最高の雪山風景を満喫できました。
そして初めてバックカントリーで使われるヤカイ沢ルートを歩いてしまい。
自分でも滑れそうなことを確認してしまったらもう…。
それではまたー!
山行時間…5:23
歩行距離…9.86km
消費カロリー…2131kcal
獲得標高…1073m