中双里から両神山へ

 

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マイナールートで埼玉の百名山両神山へ行ってきました。

 

県内登山第二弾は奥秩父両神山へ。

メインルートは日向大谷からのピストンですが、ただピストンするのでは面白くない、と地図を眺めて気になった中双里からの梵天尾根ルート。

ネットで調べても道が薄そうな様子でしたが、だめなら引き返せばいいくらいの気持ちで。

 

…八丁峠ルートも気になるんですが、この時期なので怪我しやすいルートはやめておこうと。

 

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ルート:中双里→梵天の頭→両神山→清滝小屋→日向大谷(CT8:30)

 

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秩父へ長い山道を走って中双里へ。

中双里の集落前を流れる中津川は前日の雨の影響で濁ってました。

駐車場は集落の奥に10台分くらいスペースあり。

(07:11)

 

 

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中双里からの登山道、最初は集落内の階段。

ネットで見て知ってはいたのですが、それでも気付かず行き過ぎました(笑)

(07:14)

 

 

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尾根まで標高差800mをそこそこ急登を九十九折で稼いでいきます。

この時期の標高1000mで湿度100%は汗が止まらず…。

(07:32)

 

 

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尾根までの道は延々と針葉樹林ですが、川後岩という大きな岩が唯一の見どころ。

これがちょうど半分くらい。

展望のない針葉樹林も、岩がちな道はそんなに飽きずに歩けます。

(07:53)

 

 

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尾根に到着、白井差峠1418m。

両神山は標高1723mなのでここから標高差300mと思いきや、コースタイム2時間半先までは標高1300~1400mをアップダウン。

マイナールートな原因は山頂までの遠さでしょう、上りCT5:55は相当長いです。。

(08:34)

 

 

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アップダウンの続く稜線へいざ。

初っ端どでかい岩が尾根に横たわってました。

何か所かこういった場所がありますが、どこも巻道が用意されてます。

(08:46)

 

 

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相変わらず雲の中ですが、もともと森林限界を超えない山なのであまり残念ではありません(笑)

むしろ奥秩父の深い森に雰囲気がぴったりでしょうか。

登山道はいかにもマイナーで道というか踏み跡といった感じですが、藪っぽい場所はなかったです。

(08:59)

 

 

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両神山の尾根なだけあるのか、やせた場所があったり片側切れ落ちていたりする場所もちらほら。

高度感を感じながら歩く場所は何か所もありませんでした。

にしてもいい雰囲気の道が続いて意外や意外、楽しく歩ける尾根。

(09:02)

 

 

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両神山、信仰の山なんですが、この尾根で宗教らしいのはここくらいでした。

後ろの大木を祭ってるんでしょうか、立ち止まって安全登山祈願したり。

(09:33)

 

 

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だんだん明るくなる時間が増えてきたと思ったらようやく遠くが見えました。

アップダウンが続く道なので遠くが見渡せそうな場所はそんなにありませんでしたが、落葉した時期ならそこそこ遠望が楽しめそうです。

この時期はこの時期で新緑が綺麗、遠望より新緑です!

(10:13)

 

 

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尾根一番の展望地、ミヨシ岩。

岩が東西に露出した場所ですが、その岩の上が登山道になってて景色が楽しめます。

樹林帯の道も雰囲気ありますが、岩峰の展望地もあるなんていいじゃないですか!

(10:25)

 

 

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ミヨシ岩を下るところは尾根というより斜面になってて道が分散し分かりにくく。

道が踏み跡レベルなので獣道とごっちゃになっちゃうんですよね…。

ちなみにミヨシ岩を降りる所は直感より右(北)に曲がります。(笑)

(10:37)

 

 

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ミヨシ岩を過ぎていったん下り、ようやく両神山へ標高差300mを詰めていきます。

途中には立派なツツジ

1株でしたが相当大きな株でした。

(10:45)

 

 

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標高を上げるにつれて日差しも増えていき。

薄っすらもやと日差しに照らされた森が神秘的な!

 

両神山本体への上りは尾根というより斜面で道が薄くてピンクリボンも少なく、道をロスト。

上りなのでまた合流しましたが、下りの場合は間違えないように気を付けるポイントかと。

(11:05)

 

 

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標高1650mまで上ると傾斜が緩み、また雰囲気のいい道に。

(11:17)

 

 

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白井差、日向大谷からの登山道と合流し、山頂!

岩峰が突き出た山頂には数組休んでました。

梵天尾根では2組4人しか会いませんでしたが、途端に百名山らしい空気に(笑)

(11:23)

 

 

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山頂は晴れていたものの空気は湿気て景色はぼやけてました。

西側には先週登った南天山(右側がぴょこっと盛り上がった稜線)。

(11:25)

 

 

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下山は日向大谷へ。

両神神社の狛犬(狛狼?)はなんだかのほほんとした表情。

(11:55)

 

 

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どんどん下って清滝へ。

水量は少なめでしたが、岩の上にちらっと見える鮮やかな新緑が綺麗でした。

(12:16)

 

 

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現在は避難小屋になっている清滝小屋。

昔は営業小屋だったようで、両神山しか登れない立地に営業小屋があったなんてびっくりです。

久々に嗅いだ山小屋のにおい、いい感じです(笑)

(12:22)

 

 

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清滝小屋から下は沢沿いを歩くのですが、その沢とは標高差が結構あり、残念ながら沢隣りを歩くといった感じではありません。

数回沢を渡るときだけ近寄ってまた斜面をトラバースしてました。

(12:56)

 

 

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きっと昔の人が修験道として作ったんでしょう、綺麗に山肌をトラバースしていく区間もありました。

が、数百メートルで道が崩壊したのか沢へ向かってがんがん下り(笑)

(13:05)

 

 

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日向大谷へ下りました。

登山口にはカウンターがあったのですが、僕は下りだったので律儀に押さず。

今思えば人気度?を上げるためにも押せばよかった…(笑)
(13:36)

 

 

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で、行きと違う登山口に降りてきたわけで、この子の出番です。

秩父サイクリングのスタート!

(13:51)

 

登山を始めて何年が経ったのか、ようやく地元の日本百名山を1座登頂しました。

群馬やら長野やらの山ばかり歩いてましたが、地元の山を見直すいい機会と思って。

梵天尾根は静かで深い奥秩父の森を堪能できるいい尾根でした。

できれば次は八丁尾根と組み合わせて自転車縦走したいところです。

 

ただ梵天尾根、両神山登頂時点で上り獲得標高は1500m、下り500mと思っていたよりハードでした。

歩く際は気合を入れてどうぞ。

それではまたー!

 

山行時間…6:28

歩行距離…13.05km

消費カロリー…2253kcal

獲得標高…1579m