三国山脈最後の未踏区間、三国峠から稲包山を山歩き

10/27

三国山脈で最後に残った稜線区間三国峠から稲包山を歩いてきました。

山歩きのホーム(と言いたい)、谷川連峰は尖ってる方の大源太山を残してすべて歩き、更に去年は稲包山から白砂山までを歩いて登山道が続く区間三国山脈も上記以外は歩いたことに。

稜線の穴埋めに、またこれから冬山シーズンということもあり足慣らしに行ってきました(ちゃんとした山歩きは8か月ぶり…)。

ルート:三国峠→長倉山→キワノ平ノ頭→稲包山→三坂峠→旧三国スキー場(CT6:40)

 

今回は三国峠スタート、旧三国スキー場ゴールということで自転車を旧三国スキー場に置いときます。

6時間後にまた!

(08:49)

 

まずは三国峠へ。

稜線まで終わりかけの秋が広がる樹林帯をゆるゆる登ります。

(09:22)

 

登山口から峠までは標高差230mほど、あっさり三国峠に到着!

峠にある御阪三社神社、中を開けてみると陽が差して良い雰囲気。

(09:42)

 

ここからは今回お目当ての初めて歩く区間、稲包山を目指します。

三国峠までの登山道と比べると一気に規格が落ちます(笑)

(09:49)

 

稜線は標高を上げると南側の展望が得られるように。

南側は雪庇が発達して木々が成長できないんでしょう、しかも崖のような勾配でした。

おかげで登山道は崖沿いの細い道でした。足元注意です。

(10:06)

 

振り返ると三国山

標高は1636m、今いるところとそんなに変わらないのですが、今回の山歩き最高峰の稲包山よりも高くアップダウンだらけなルートになる予感。

(10:11)

 

今年初霜柱!

さいたまはまだ氷点下が程遠い秋の空気ですからねえ。

(10:11)

 

振り返ると平標山。

こんなに良い天気なのに、なんであっちの大展望を歩かずこっち歩いてるんだろ……

と思わなくもないですが、大きく見える平標山を振り返りつつの稜線歩きもいいものでした。

(10:13)

 

稜線の途中にある長倉山から、ようやく稲包山が見えてきます(一枚目左端のピーク)。

また右側には白砂山に続く標高2000m超の稜線も迫り、こちらもいい景色!

大きな山を眺めながらの稜線歩きもいいものです。

(10:37)

 

北側にはやたら目立つ尾根上にある巨岩。

燕山という登山道のない山に向かう尾根にあって、残雪期なら歩けるんでしょうか…?

ネットを見ても記録はヤマレコに1件しか無い尾根ですが、歩けたら展望良く楽しそう。

(10:40)

 

群馬側の谷底は紅葉終わりかけ。

上から見る分にはポツポツと綺麗な紅葉が残ってて良さげでした。

(10:40)

 

笹原が南側に広がってもすっきりは開けない、そんな稜線を進みます。

写真はキワノ平ノ頭あたり、標高1500mを超えてくると南側は笹原になるんですけどね…惜しい標高です(笑)

(11:05)

 

これは…雪?

疑惑の今シーズン初雪。

(11:45)

 

稲包山が近づいて。

最後に標高をぐぐっと上げる道でした。

(11:50)

 

稲包山登頂!

標高1598mあって、今回唯一360°の展望が得られます。

久々の山歩き、お昼はカップ麺にしました。

普段食べないのでより美味しく(笑)

(12:05)

 

上ノ倉山方面

平標山方面

この区間、連なる稜線の中でも地味な区間で、三国山脈を歩き通す人にとっても絶景を持つ山と山の中間。

どうしても消化試合的な感覚になりそうですが、僕みたいに細切れに歩いてる人にはぜひ最後に歩いてほしい区間でした。

絶景を思い返しながら三国山脈の総仕上げができると思います。

(12:07)

 

遠く南側には冠雪した浅間山八ヶ岳

冬の入りでは、寒気の影響より標高の高さで雪が降るかどうかの境目があるみたく。

(12:14)

 

稲包山から下山口のある三坂峠へ。

こちらも開ける区間はありますが、稲包山以東よりは樹林帯の割合が高く。

アップダウンは落ち着くので歩きのペースは上がりそうです。

(13:12)

 

三坂峠、今回はここで下山にします。

去年はここからが本番、白砂山まで、孤独で印象的な縦走でした。

いい登山だったなあ。

(13:23)

 

三坂峠からの道は登山道としては珍しいアルファベットのKWV新道。

慶應ワンダーフォーゲル部の意味だそうです。

途中1箇所展望を眺められ、小さい尾根を真っ直ぐ降りていく道でした。

(13:32)

 

尾根を降りきると湯之沢を渡渉。

橋はなく、増水してると渡るのが大変そうでした。

(13:41)

 

その後は湯之沢沿いの登山道をゆるゆる降りて。

山から小さい沢が流れてくる度に登山道がぐちょぐちょになってましたが、それ以外は歩きやすく。

やたら道幅がありそうだったので、昔は街道だったのかも?

(14:04)

 

旧三国スキー場に下山!

とても目立つ岩はちょうちん岩、海沿いではたまにありそうな岩ですが、山にあるのは珍しい?

旧三国スキー場からはロードバイクで苗場に下り、車を停めた三国峠へ標高差180mを登り返し。

スノーシェッドには歩道が付いてますが、まるでベランダを走ってる気分(笑)

(14:42)

 

無事車に戻って、いつもの道の駅中山盆地で温泉に浸かって、夕食は駒寄PA近くにある飯処ふぉす。にて。

珍しいタイプ?の個人経営からあげ屋さんでした。

いろんな部位のから揚げを選べましたが、とりあえず鶏ももとむねのミックスを選び。

うま!

(18:07)

 

三国山脈最後の稜線は思い出に浸れる良い稜線でした。

特に好きな平標山が大きく見えて、何度も振り返りながらの歩き、とても良きです。

 

ただこのルート、結構アップダウンが大きくて!

三国峠から稲包山までの標高差は500mちょっとなのに獲得標高は1000mを越えてました。

足慣らしで歩くにはハードすぎて、翌日は足ばっきばきに(笑)

それではまたー!

 

山行時間…5:08

歩行距離…11.36km

消費カロリー…1306kcal

獲得標高…1034m

自転車走行距離…7.35km