ラッセル地獄の平標山へ


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豪雪地帯の上越国境、平標山に行こうと思ってました。

何度も行ってる平標山なら吹雪かなければ地形が頭に入ってるし冬でも登れるんじゃ?
と思い、松手山コースで登ってみました。
さすがに1人だと心細いので4人お誘いして。

豪雪地帯の平標山、もちろん登り切れるとは思っておらず、撤退前提です。

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R17の苗場の北側のスノーシェッドを越えたところにある駐車スペースに車を停め、山歩きのスタート。
松手山コースは除雪による壁を越えるところからスタートです(笑)
ポールの右の雪がもこっとしてるところは国有林の看板。
(08:08)


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トレース無し!
ラッセル大会のスタートですヽ(´ω)ノ 
膝くらいのラッセルが続きますが、標高は1000m程度しかないので雪が重めです。
(08:36)


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雪国はたまーに青空が覗くのが救いです。
青空が広がる一瞬が絶景です。
(09:17)


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木に雪がこんもり。

ここ、夏はちょっとした岩場ですが、まったくそんな気配はありませんでした。
何度も歩いてるおかげでだいたいの場所は思い出せましたが、それでも景色が違いすぎて新鮮です。
(09:25)


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あの鉄塔を過ぎてちょっとしたら松手山、そこから森林限界
と、夏なら思いますが、今回は登山口からあの鉄塔まで2時間半、さらにそこから松手山まで1時間強。。
(09:30)


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鉄塔から先の尾根南側はひたすら雪庇。
1人が隠れたクラックを踏み抜いたのですが、雪に覆われて全然分からないので要注意?です。
基本的に樹林帯の中を歩きます。
(10:57)


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松手山近くまで来ると森林限界の広い尾根、周りもとうとう雲に覆われて、
完全にモノクロな景色になりました。
そして深くなる積雪。。

樹林帯は僕が全力で歩けば後ろがちょうど良い?くらいのペースでしたが、
ここでは渋滞が出来てしまいます(笑)
(11:37)


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松手山から先、平標山方面。
ここからしばらくは平坦な尾根、巨大な雪庇が続いてることでしょう。

で、キリがいいのでここで撤退することにしました。
雪は降ってるし寒いし、何より景色が全くないのでさっさと下ります(笑)
(12:09)


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一番苦戦した場所は腿ラッセルでした。
帰りは楽ちんです。
(12:15)


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標高を下げると再び雲の下へ。
ひたすら続く雪庇が見られて良かったです。
こんな雪庇、長野や山梨の山では見られません。
(12:29)


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標高を下げるとたまに出てくる青空。
いつまでも出てくれたらずーっと眺めていられるのに…。
(12:36)

ある程度下ればあとはヒップソリでどんどん下ります(笑)
このために登ったと言ってもいいくらい楽しい下山ヽ(´ω)ノ 

登り4時間、下り1時間半の山旅でした。
登りに時間掛かりまくりです。。

下山後は高山村の道の駅中山盆地にある温泉に浸かって帰宅!
空いてて道路もスイスイ、これからもお世話になりそうです。


行ってみたかった上越国境の冬、堪能しました。
もうちょっと登りが早く歩ければ山頂も見えてくるのですが…
晴れた日にもう一度トライして、せめて景色だけでも見てみたいものです。
それではまたー!

山行時間…5:35
歩行距離…4.1km

…進んでなさすぎです(笑)