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前回の続きです。
雪の上のテント泊、何度も起きながら、やっと4時に。
周りがざわざわしてきたと思って起きたらちょうど日の出10分前!
ブルブル震えながら雲海から昇る太陽を待ちます。
気温はおそらく氷点下、久々に霜柱を見ました。。
(04:26)
北アルプスのモルゲンロート。
この景色は森林限界を越える山小屋が多いアルプスならではでしょう。
(04:29)
朝ごはんを食べて、テントを撤収するのに2時間も掛かってしまいましたが。
行ってきます!
(06:40)
表銀座縦走路を進みます。
左に見えるこんもりした山が今回の中間点、大天井岳。
稜線は遠目に見るとなだらかですが、いざ歩くとアップダウンだらけで地味に疲れます。
(06:45)
コマクサの花、こんな状態でしたが初めて見ました。
北アルプスの花の時期はもうしばらく。
(07:10)
燕岳~大天井岳の最低鞍部には残雪。
今回の山歩きではここと燕山荘手前にのみ、残雪歩きがありました。
軽アイゼンは持ってきてはいたものの使わずに済みました。
(07:27)
だんだん近づく大天井岳。
(07:59)
後半はアップダウンが緩んで歩きやすく、あっという間に大天井岳直下へ。
ここからが大変なんです、ぐいぐい登っていきます。
(08:27)
トラバース気味に山頂へ向かう夏ルートは傾斜のある雪渓を横切るため通行止め。
積雪期はこの看板から山頂へ直登!
(08:42)
この直登がかなりの急登で、あっという間に今まで歩いてきた稜線が下に。
まるで砂山を登るような歩きにくさでした。
登りだったのでまだよかったものの、下りは怖いくらいかもしれません。
(08:43)
大天井岳、2922m!
自己最高標高ですヽ(´ω)ノ
…空気が薄い!
登りは大変です。。
(09:09)
なにより気になるのが山小屋奥のトラバースしながら続く登山道!
歩くのが最高に気持ちよさそうじゃないですかヽ(´ω)ノ
(09:10)
雲海から頭を出してる浅間連峰。
やっぱり歩いた山には愛着が湧くもんです(笑)
(09:14)
さらに南へ。
歩いて分かる、北アルプスのスケールのデカさ!
これから常念岳まで歩くの??ってくらい遠いです。。
(09:49)
奥には富士山。
どこからでも見えるこの山はさすが日本一。
いずれは行かねば。。
花の最盛期ではないですが、早めに咲く花はちらほら。
お花畑になってるところはこの時期そんなにないので、たまに鮮やかな場所があるとテンション上がります!
(09:59)
印象的だった、東天井岳からの下り。
一面のハイマツの緑!
こんなにハイマツが濃かったのはここだけでした。
(10:46)
横通岳の南側で、常念岳を一望できる場所でランチタイム。
いやいや、これからこの登り返しかい…
(11:27)
ご飯中に、常念岳の左側に溜まってた雲が山を包み込んでしまい…
さっさと常念岳を目指します。
常念岳への登り。
…登山道のど真ん中で砂浴びするのはどうなんでしょうね?
(12:55)
常念岳山頂!
なんとか山頂には雲がかかってませんでした。
随分近くなった穂高岳、結構歩いてきたんです。
(13:28)
蝶ヶ岳方面。
体力と天気が良ければ蝶ヶ岳ヒュッテに…と思っていましたが、この様子では…。
体力も結構限界、下山することにします。
雲があるのでよく分かりませんが、すんごい標高差でした。
(13:39)
またもやライチョウ!
オスはこちらを警戒して目の上の赤い斑点を目立たせてるようですが、
メスは気にせず砂浴び&散歩?
随分近くまで歩いてきてくれて、警戒しないの…?
(13:59)
今回の山歩きで見たライチョウは5羽でした。
人が少ないのはあるんでしょうが、こんなに見かけるとは。
北アルプス全体で2000羽とのことですが…
天空の尾根。
雲で周りは見えませんが、いい雰囲気でした。
コースタイム的には夕暮れギリギリの時間、こういう歩きにくい道は焦りますが、
普通に歩けばコースタイムの8割で歩けるはず、焦らず普通に歩くのを心掛けます。
(14:17)
前常念岳にある避難小屋…?
ドアは破損してましたが、屋根はしっかりしてそうなので風雨はなんとか防げそうです?
中を覗くのは怖かったのでストックでちらっとめくるくらいにしときます(笑)
(14:31)
前常念岳からはめまいのしそうな標高差を下ります。
登りで使った合戦尾根なんて目じゃないくらい延々と続く急坂でした。
ここは個人的にはかなり印象に残りました。
森林限界の尾根でこれだけの標高差、白い岩と緑の低木がとても綺麗で。
この時は雲が出てしまってましたが、綺麗に晴れてれば奥には松本盆地が広がってるはずで、
ぜひともまたここの景色を見てみたいです。
歩くのは大変でしたが。。
(14:46)
道は狭い尾根をくねくね距離を稼ぎながら下りますが、横を見ると斜度は45度以上?
スキーで下ったら滑りがいがあるでしょうね…?
(14:50)
標高2300mくらいからは樹林帯、ひたすら九十九折でした。
登山口にはこんな看板が。
登りで標高差1600m、水場無しは暑い日にはとても登れないでしょう。。
(16:47)
…下山時間が遅くて。
もうちょっと余裕を持って歩きたかったです。反省。。
愛車よ!
もう足はボロボロです、車まで連れてって( ´Д` )
(17:12)
自転車で下り始めた時の爽快感といったら。
これ、やるたびに書いてると思いますが、ほんと最高なんです(笑)
下界から、常念山脈を。
雲を被ってるのが常念岳、やっぱり天気は微妙そう、下ってよかったです。
4時間前はあの山の上にいたなんて。。
(17:54)
安曇野でラーメン。
暖かくてしょっぱいものを食べたかったんです。
(19:58)
雪上テン泊で寝れてないと思いきや意外と寝れてたようで、眠くならずに帰れました。
これなら次からは気軽に来れちゃいます。
初めての北アルプス、冠雪した綺麗な山に雲海、晴天と、全てに恵まれた山歩きになりました。
ライチョウにも会えて文句なし、パーフェクトです。
それではまたー!
山行時間…10:38
歩行距離…16.3km
自転車走行距離…14.9km
足の痛み、3日は残りました。
テント泊装備でコースタイム14時間なんて歩くもんじゃありません。。