2週間前にラッセルで撤退した平標山(松手山コース)にリベンジしてきました。
2週間前はコースタイム的に半分の松手山で時間切れでしたので、
今回は時間を早めて山頂狙いに行ってきました。
この週は寒気が入らず雪はほぼ降ってない状況で、2週間前は埋もれてた看板がご覧の通り。
山歩き的には絶好のコンディション、本気で山頂を狙えそうです。
(07:00)
松手山コースの冬は歩く人が少ないらしく、トレースは期待できません。
実際この日もノートレースでした。
1160m付近で開けてからは割と雪庇歩きが出来るので、展望的には恵まれてるのですが。
トレースのあるヤカイ沢、平元新道を行くのが楽だとは思います。
スタート時は山に隠れてた太陽が、徐々に山を照らしていきます。
(07:39)
この日は1週間雪が降っていないだけあって、締まった雪質でした。
おかげでワカンが沈まず、いいペースで歩けます。
前回到達するのに2時間半掛かった鉄塔、今回はコースタイム通りの1時間10分です。
(08:18)
松手山手前から森林限界!
丸みを帯びた平標山が迎えてくれました。
森林限界を超えても吹き溜まりは無く、とても歩きやすかったです。
(08:53)
誰も歩いてない尾根を1人、足跡を刻んでいく幸せ!
しかもこんな気持ちいい晴天、文句なしですヽ(´ω)ノ
(09:02)
雪質は春みたいな歩きやすさですが、景色は厳冬期そのもの。
気温も‐8℃くらいで歩いてないと体が冷えちゃいます。
残雪期に比べて山がずいぶん大きく見えます…まだまだ遠い!
(09:09)
GWまで残る雪庇、物凄い大きさです。
ここなんて、自分の身長以上に盛り上がっちゃってます。
たまーにシカやウサギの足跡が雪庇の端っこまで行ってて怖くないのか不思議です(笑)
(09:12)
振り返ると大きな苗場山。
山頂湿原の冬バージョンも見てみたいですが、とてもたどり着けないでしょう。。
…振り返ってみると雪庇の端っこを歩いてるように見えますが、ここはちょっと細くなってる尾根です。
(09:28)
松手山からしばらく続く平坦な尾根からぐいっと標高を上げて山頂近くへ。
途中にあった看板もカチコチ。
そして関東側は雲海!
(10:27)
山頂近くまで来ると、平標山から東、谷川岳方面の真っ白な山々が。
そしてなにより、仙ノ倉谷の滑らかな山肌がなんとも綺麗!
雪が多くなるとこの仙ノ倉谷を下って土樽へ出るルートもあるようです。
こんなところ滑れたらニヤニヤが止まらないんだろうなあ…。。
(10:41)
雲海とサンゴ…?
雲海が見えると標高高い所にいる気がして、いい気分です(笑)
(10:43)
山頂!
ものすごい勢いを感じる看板になってました。
(11:07)
山頂から仙ノ倉山への稜線。
冬はよりたおやかさが増してお似合いです。
(11:12)
歩いてきた松手山コース。
2週間前に撤退した松手山は写真の左端のピーク。
むしろ松手山から先が本番、って感じでした。
…この尾根を1人占めしたと思うとなんという充実感!
(11:23)
山頂でしばらく景色を眺めてゆっくりしたので下山します。
帰りも松手山コースで。
自分の足跡をたどっていきます。
(11:50)
しばらくはワカン&アイゼンで。
あぁ、なんでスキー板持ってないんだろう…
こんな景色を見て、BCをやりたくならないわけがありません。。
平標山はBCする人にはメジャーな山、この日も数人板を履いてました。
(11:57)
うっぷんを晴らすべく、尻滑り。(笑)
こんなことができちゃう雪山の下山はあっという間になってしまうわけです。
(12:17)
さらば平標山。
また次シーズンも晴れの日狙って歩きに来るよ!
…その前に残雪期にもう一度歩きにきます(笑)
(12:35)
松手山を過ぎたあたりで曇りはじめ、下山するころには山は雲の中でした。
冬の貴重な晴れ間、しかも歩くにはベストなコンディションな日に平標山に行くことができました。
2週間前はラッセル地獄で4時間かかって松手山、
今回は快適歩きで同じく4時間で平標山でした。
雪山は行ってみたいと分からないと言いますが、まさにそのとおりな山歩きとなりました。
…実を言うと厳冬期の平標山がこの雪質だとちょっと物足りない気もします(笑)
次はほどほどにもふもふでもいいんですよ?
それではまたー!
山行時間…6:43
歩行距離…8.5km