東北BC旅行3日目 鳥海山バックカントリー

 

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東北バックカントリー旅行3日目は再度の鳥海山、最高峰を目指して。

 

前日は鳥海山でサンセットバックカントリーをして車中泊

憧れのシチュエーションに大満足した直後ですが、未踏の山頂を目指して再び鳥海山へ。

 

ルート:大平口北側駐車スペース→吹浦口コース→御浜小屋→文珠岳→扇子森→大平口北側

 

 

この日も大平口北側の駐車スペースからスタート。

初めてだった昨日とは違って勝手知ったルート、さくさく標高を上げていきます。

(06:22)

 

 

 

昨日は吹浦口の夏道に沿って写真右側の雪渓を登り詰めましたが、雪が切れていたのを避けて斜面をトラバースして左側の雪渓に行ってみました。

が、結果的に楽かというと……

スノーシューではできるだけトラバースはするもんじゃありません。

(07:34)

 

 

 

左側の象潟口の夏道ルート、赤旗ではなくピンク旗が立ってました。

こちらのルートは御浜小屋手前のちょっとした尾根を通過する区間も雪がギリギリ切れておらず、スノーシューは脱がずに済みました。

(07:56)

 

 

 

残雪の時期は尾根と言ってもちょっとした段差くらいにしか見えませんが、夏に来たら印象が変わってるかもしれません?

この日は午前曇り、午後好転、西側の空がきれいに晴れてるのでいつか晴れるだろうと景色にも期待が高まります。

(07:57)

 

 

 

御浜小屋近くでひと休憩入れて、いざ未踏の山頂へ!

まずは扇子森…なのですが北側にトラバースして回避。

標高差50mのアップダウンを避けられますし、これくらいの片斜面ならスノーシューでもストレスなく。

(08:27)

 

 

 

扇子森を過ぎると夏道は雪が切れて。

スキーブーツで初めて夏道を歩くことに。

歩きながら知りましたが夏道の南側の雪渓を歩けば合流するようで。帰りはそちらに。

(08:44)

 

 

 

再び残雪の上を進むと最高峰の新山へ向かう千蛇谷への分岐。

残雪期は登山道だけでなくその下側をトラバースすることもできるようですが……

アイゼンが無いとここは通過できなそうでした。

というわけで隣の登山道へ。

(09:01)

 

 

 

登山道は上写真左下へ続くのですが勾配がきつく。

しかもシートラでは板が岩にあたって前につんのめりそう……

ということで撤退!

千蛇谷はぜひ滑ってみたかったですが、こればかりは安全第一で。

登山道を少し進んだところに千蛇谷がよく眺められるところがあったので目に焼き付けておきます。

(09:20)

 

 

 

夏道も2ルートあるようですが、この斜面をトラバースするのはありえません(笑)

これにて千蛇谷へのトライは終了です。

(09:34)

 

 

 

気を取り直して鳥海山の外輪山、文珠岳を目指します。

こちらも夏道の南側に雪渓が続いていて、バックカントリー的には十分すぎるほど楽しめそう。

(10:02)

 

 

 

標高2005mの文珠岳に登頂!

最高峰は2236mなのでまだまだ標高差があり、鳥海山のでかさが感じられました。

(10:20)

 

 

 

南側には一昨日滑った月山。

今回はスキー場の谷しか滑りませんでしたが、他の谷へ足を伸ばせばまだまだ知らないルートを楽しめそうな残雪量。

(10:22)

 

 

 

西側はべったり残った残雪と日本海

下界はめっきり春なのに、とんでもない残雪。

ここから見てもいくらでもバックカントリーできそうな(笑)

(10:24)

 

 

 

文珠岳を後にしていざスキー!

文珠岳直下から滑り出しますが、平場が無くて装備を整えるのに気を使いました。

滑りが楽しみすぎてバックルを解放したまま滑り出してしまったり。。

(10:31)

 

 

 

雪質は上部は硬かったものの、少し標高を落とすと滑るザラメ!

帰りは扇子森の頂上に寄ろうと思っていたので標高1650mくらいまで滑って登り返そうと思っていましたが……

 

 

 

あっという間に二の滝口へのルートの谷、標高1470mまで降りてきてしまいました。

滑りが楽しすぎて扇子森へ最寄りの斜面で止まるなんて選択肢はありませんでした(笑)

文珠岳は写真右上、最高の1本でした。

(11:17)

 

 

 

滑り降りすぎましたので、1759mの扇子森へ300mほど登り返し。

写真の真ん中の平場まで滑っちゃいました。

まだまだ森林限界上ですし、降りようと思えばどこまで降りられちゃうのか…?

(11:29)

 

 

 

やっとこさ扇子森へ。

体力はあったので苦では無かったですが、とはいえ余計に200mも登るなんてバックカントリーならでは、満喫満喫!

(11:54)

 

 

 

御浜小屋をスルーして吹浦口コースへ戻り。

昨日はサンセットバックカントリーで頭一杯だったルートをのんびり景色を眺めて噛み締めながら下りました。

(12:01)

 

 

 

無事駐車場に戻り、さっさと下山。

なにせこの日のうちに埼玉まで戻らねばなりません。。

日本海まで下って鳥海山に別れを告げて。

(12:48)

 

帰路は月山道路→大峠道路会津と進んで栃木県の今市から高速で帰りました。

5月のルーテシアの走行距離がとんでもないことに……(2500km)

 

念願の鳥海山、2日間に渡って満足のバックカントリーでした。

膨大な積雪量と海が近いロケーション、更に圧倒的なスケールと言うことなしの山。

是非夏にも春にもまた来たい山ですが埼玉からはなかなか遠く、次は何時になることやら……

とはいえまたいつか!また来たいと思います。

それではまたー!

 

山行時間…5:53

歩行距離…14.68km

消費カロリー…2180kcal

獲得標高…1268m