東北BC旅行2日目 鳥海山サンセットバックカントリー

 

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東北バックカントリー旅行2日目は因縁の鳥海山へ、憧れのシチュエーションを楽しみに。

 

日本海に接している鳥海山、そんなロケーションなので夕方には日本海に沈む夕日を見ながらバックカントリーができます。

4年前にそれを求めて行きましたが、そのときは鳥海ブルーラインが積雪のため通行止めとなってしまい。

やっと、4年越しにお目当てのサンセットバックカントリーをすることができました。

 

ルート:大平口北側駐車スペース→吹浦口コース→御浜小屋→大平口北側

 

 

山の中で夕日を見るということで、日中は買い出しくらいしかやることがありません。

朝イチに酒田港で海鮮丼を食べ、展望台に寄って。

これから向かう鳥海山、朝は山頂に雲が掛かってました。

(10:26)

 

 

 

R7沿いにあるおにぎり屋さんでおにぎりを買って、道の駅鳥海ふらっとで惣菜を買って、近くの海岸でお昼とします。

道の駅鳥海ふらっとではやたら惣菜を売ってますが、揚げ物メインなので…家に帰って太った原因はこれだと思います(笑)

カレイの唐揚げが美味しすぎて……

(12:15)

 

 

 

いざ鳥海山ブルーライン

前回通行止めで引き返したゲートを越え、大平まで登るとついに秋田県へ。

 

もともとの予定では1、2日目を鳥海山にする予定でした。

そうすれば1日目の半分は移動に時間を使えて都合が良かったのですが、1日目夕方の天気が悪くてこんなスケジュールに。

(13:00)

 

 

仁賀保高原の風力発電

展望台のある鉾立山荘に車を停めて、しばし時間潰し。

半年前にロードバイクで来ましたが、車は楽ちんでいいですねえ。。

(13:31)

 

 

 

いよいよバックカントリーのスタート、大平口の北側にある駐車スペースに移動して登り始めます。

鳥海ブルーラインはこの時期、看板のとおり17時からゲートが通行止めになるのでお気をつけて。

そのためサンセットバックカントリーをする際は山荘泊か車中泊が必須です。

(15:47)

 

 

 

登り始めはこんな感じ、ゲレンデを歩いてるかのような雪渓です。

とはいえ初見なのでルートを知らず、帰りにどこを滑って降りればいいか確認しながらの歩き。

この日は駐車スペースで装備を準備中に降りてきた2グループを最後に人を見ることはなく。

(15:56)

 

 

 

振り返ると日本海がちらり。

このままの雲だと夕日が見れない!と心配しつつ登ります。

しかしこの景色はまるでゲレンデ…海が見えること以外は。

山から近くの海を見た経験って熱海の裏山、玄岳でしかなく、とても新鮮でした。

(16:29)

 

 

 

標高1400mからは吹浦口コースと合流し、赤旗の目印が立つように。

これがとてもありがたく、無かったらルートを覚えるのが大変すぎて……

(16:44)

 

 

 

夕方なだけあって気温はガンガン下がり、雪面はクラストしてきました。

雪面だけが凍るなら分かるんですが、凹みを渡るように氷が張るのはなんでなんでしょ?

凹みをアップでタイムラプス撮ったら面白い映像になりそうな…?

(17:20)

 

 

 

標高1600mくらいまで登ってくると、自分が雲の上に来たのか雲が下がってきたのか、日本海が見えるように!

海に浮かんでいるのは飛島、酒田からフェリーの出ている有人島です。

(17:25)

 

 

 

目の前にちらっと見えてきたのは鳥海山の山頂!

山頂部は植生が薄く岩峰の様子、険しそうでとてもかっこよかったです。

(17:27)

 

 

 

雪と淡い青空、大好きな山で迎える夕方の雰囲気になってきました。

(17:43)

 

 

 

標高1650mくらいで登山道の雪が一旦途切れました。

日の入りまではまだ時間があるので、板はデポしてこの先にある山小屋まで歩いてみることに。

(17:46)

 

 

 

15分ほどトラバース気味に歩くと御浜小屋に到着。

鳥海山は山頂にも山小屋がありますが、ここでも十分すぎるロケーションの良さ。

雪のない時期でも日本海に沈む夕日を見て山小屋泊をするのは楽しそうです。

(18:01)

 

 

鳥海湖

山小屋の裏はこんな景色。

奥には鳥海山の本体が見えていますが、こんなに距離があるのかと!

明日は出来れば山頂まで登りたいところですが、これは大変……

鳥海湖は全面雪に覆われていましたが、なだらかな曲線美!

(18:09)

 

 

 

そろそろ日の入りということで板をデポしたところまで戻って、いざスキーへ!

こんな最高のロケーション、独り占めしちゃっていいんですか!

(18:36)

 

 

 

標高1400mくらいまで降りてきました。

スキーだとここまであっという間に下れますが、太陽が沈んでいくのもあっという間!

下りのルートは完璧に覚えているとはいえ、この時間に知らない山にひとり、ちゃっちゃと降りるに越したことはありません。

 

ちなみにスキーの方はというと雪はガチガチに凍ってしまい、とても滑りは楽しめず修行でした。

あまりの振動に足が痺れそうになるほど(笑)

(18:45)

 

 

 

ちょうど日の入りといったくらいに駐車場に帰還。

登りの際は覚えられるか不安だったルートも、運よく覚えやすくて良かったです。

山にいる間は1人だったのですが、駐車場にはもう1台。

(18:50)

 

憧れのロケーション、最高でした。

綺麗だけどちょっと寂しい山の夕暮れ、そんな瞬間の雰囲気に1本しかないバックカントリー

これで雪質も良かったら…と思うのは贅沢すぎでしょう!

それではまたー!

 

山行時間…2:47

歩行滑走距離…7.25km

消費カロリー…923kcal

獲得標高…641m