2021シーズン初雪の浅草岳~鬼ヶ面山縦走

 

10/24

 

2年前の秋、小雨だった浅草岳をリベンジしてきました。

 

浅草岳、三百名山ながらド派手な岩壁を持つ山。

初めて登った冬にはその岩壁に圧倒されて、続いて無雪期にということで歩いた2年前の秋は小雨で何も見えず。

心残りでしたが遠いのでなかなか足が伸びず、ようやくリベンジに行ってきました。

 

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ルート:ネズモチ平→浅草岳→鬼ヶ面山→六十里登山口(CT6:35)

 

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ネズモチ平駐車場からスタート。

スタート時、浅草岳の稜線は分厚そうな雲に包まれてて。

これは2年前の再来か…?と思いつつ、天気予報は好転予報なので早速祈ります(笑)

(08:19)

 

 

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ネズモチ平からブナ曽根ルートは今回が初めて。

序盤沢沿いに緩やかに登り、尾根に取り付くと急斜面になるルートでした。

 

今回は両親を連れての登山です。

埼玉からでは渋い山のチョイスだと思いますが、他では味わえ無さそうな景色かつ自発的に行かなさそうというのが理由でした。

(09:03)

 

 

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膨大な積雪量と急斜面が相まって、標高1100mくらいからちらほら景色が開けてました。

写真右側にはちらっと駐車場が見えてますが、駐車場以外は森しか見当たらず。

(09:24)

 

 

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時間が経つと稜線の雲が薄くなりつつ…?

草付きの斜面が豪雪地帯の山らしく、見ているだけでテンションが上がります(笑)

(09:28)

 

 

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稜線に近づくと雪!

昨晩に降ったようですが、まさか今シーズン初雪がここで見られるとは!

当然雪タッチは忘れずに。

(10:06)

 

 

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浅草岳の稜線、前岳に到着。

今回の下山は鬼ヶ面山方面ですが、まずは浅草岳の山頂へ。

(10:19)

 

 

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リンドウも今年の寒さにはびっくりでしょうか。

今になって思うと10月はやたら寒い日が多かったような。

(10:23)

 

 

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浅草岳の名前の由来である草原を横切る登山道は木道で。

これに薄く雪が乗ると滑りまくりで。。

しかも斜面に向かって斜めになってるもんだからスリル満点でした。

(10:24)

 

 

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田子倉

浅草岳1585mに登頂!

曇り空に雪があると寒々しいですが、何より景色が見られて良かったです。。

(11:09)

 

 

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山頂でおでんを食べて出発。

天気予報の通りだんだん天気は良くなっていってるようで、青空も広がりつつ。

青空と雪のセットは格別の綺麗さ!

今年の雪山シーズンはどんな景色が見れることやら。

(11:48)

 

 

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前岳に戻って、鬼ヶ面山へ向かいます。

ここからが浅草岳の本番、岩壁沿いの登山道歩きへ。

(12:01)

 

 

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岩壁の下の方には雪渓が残ってました。

昨シーズンの後半は雪があまり降らず、標高1500mの山で雪渓が残ってる場所がいくつあることやら。

(12:12)

 

 

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周りの山も少しずつ雲が取れてきました。

ネズモチ平スタートの周回ルートの下山道、桜曽根の奥にはお隣守門岳。

(12:14)

 

 

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紅葉で色付いた稜線を歩き。

標高1400m台なので森林限界以下ですが、周囲は灌木と崖なので南岳までは森林限界のような景色が広がります。

(12:36)

 

 

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前回歩いた時は真っ白で周囲は何も見えておらずほとんど記憶もないのですが、いくつか特徴的な岩や崖はなんとなく覚えてました。

当時は崖の切り立ち具合がまったく分かりませんでしたが、視界がいいととんでもないところを歩いてるのがよく分かります。

(12:42)

 

 

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ムジナ沢カッチから鬼ヶ面山方面

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崖へのトンネル

稜線をどんどん南へ。

崖の隣を歩きますが、ふらつかなければ危険なところはなく。

どこも登りは急でムジナ沢カッチ周辺だけは急坂下りがありますが、他はそこまで急な下りはありません。

(13:06)

 

 

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遠く日本海の水平線が見えました!

新潟市方面でしょうか、距離は60kmちょっとのようです。

天気が良ければ佐渡島も見えそうな。

(13:13)

 

 

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鬼ヶ面山に近づくと草付きの崖が増えて。

岩むき出しな景色より穏やかな雰囲気にはなりますが、落ちたら戻っては来れません(笑)

(14:10)

 

 

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鬼ヶ面山までは標高1400m台をキープしていましたが、南岳に向かっては下り基調に。

ただこのあたりが崖への距離が一番近く。

見るからに雪庇で崩落しそうな登山道ですが、意外と新しく付け替わってるところは少なく。

(14:42)

 

 

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南岳に到着してようやく、晴れそうで晴れなかった空から日差しが!

ちょうど浅草岳周辺にだけ日が差し込んで印象的な写真が撮れました。

(14:54)

 

 

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南岳からの下り、とうとう樹林帯に。

極彩色の低木帯を下っていきます。

(15:07)

 

 

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反射板の手前からはR252雪割り街道が近くに。

田子倉湖もだいぶ近づきました。

ここまで来れば下山もあとちょっと。

(15:25)

 

16時過ぎ、無事下山。

遅めの下山となってしまいましたが、ここはコースタイムが結構厳しめな気がしました。

今回のアクセスですが、父親は浅草岳から桜曽根を下山して車を回送してくれました。

もともとは田子倉登山口から登って僕が自転車でダウンヒルして車を回収するつもりだったのですが、助かりました。

 

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夕食は塩沢のとん吉にて。

相変わらず美味しかったとんかつのたたきでした。

(19:19)

 

浅草岳、ようやく無雪期の景色を堪能できました。

ド派手な崖を見ながらの縦走は期待通り歩いてて楽しいもので。

標高1500mとは思えない個性的な山、埼玉からはかなり遠いですが気になったらぜひ。

それではまたー!

 

山行時間…6:44

歩行距離…11.24km

消費カロリー…1756kcal

獲得標高…↑1042m ↓1221m